ナレンドラ・モディ インド首相 / His Excellency Mr. Narendra Modi, Prime Minister of India

1950年9月17日、インド西部グジャラート州のワタナガル生まれ。貧しい家庭だったため、子供の頃は兄弟とともに鉄道の駅でチャイ(紅茶)を売って生計を助けた。

10代からインド人民党(BJP)の支持母体で、ヒンズー教思想や文化の復興、革新を目指す「民族義勇団(RSS)」に参加。雑用係から次第に頭角を現した。グジャラート大で政治学を学び、1987年にBJP入党。95年から全国レベルでの党幹部を歴任し、2001年にグジャラート州首相に就任。当時同州は大地震に見舞われた直後で、当初は壊滅したインフラの改修・復興に奔走した。

その後、電力や道路・港湾などインフラ整備を進めるとともに投資手続きの簡素化に取り組み企業の誘致に成功。インド自動車大手タタ自動車だけでなく、海外からも米フォード・モーターやマルチ・スズキなど自動車産業を相次いで誘致した。この実績は「グジャラート・モデル」と呼ばれ、開発を主導した手腕は企業の間で「まるで最高経営責任者(CEO)」と評価が高い。

昨年9月にBJPの首相候補に選出されると「グジャラート・モデルを全土に広げる」と訴え、支持を広げた。今年5月に実施した総選挙では、BJPが過半数の議席を獲得、それまでの与党・国民会議派から10年ぶりの政権交代を実現。同月26日、首相に就任した。

親日家としても知られ、2007年と12年に来日。日本の経済界とも関係が深い。