日本経済新聞社は「学生応援プロジェクト」の第2弾として、米共和党と民主党を代表する知日派、リチャード・アーミテージ元国務副長官とジョセフ・ナイ ハーバード大教授をお迎えし、大学生の皆さんとの「白熱討論会」を開催しました。討論会は早稲田大学ビジネススクールと共同で、会場の同大・大隈講堂は約800人の来場者でほぼ満員となりました。

 尖閣諸島や竹島などを巡る問題で中国、韓国との溝が深まるなか、安全保障・外交問題の第一人者と直接対話できる討論会は高い関心を集め、首都圏だけでなく関西などからも参加。「中国では日本の右傾化が懸念されていると聞きます。そうではないとどう伝えたらいいでしょうか」「米国の世界戦略で日本はどのように位置づけられていますか」「今も核の抑止力が有効なのか疑問です」など次々と質問をぶつけ、会場は熱気に包まれました。

会場風景1会場風景2

 政治と経済の分離(政経分離)は、日本が戦後、中国、韓国、台湾などに対してとってきたと言われる方針である。しかし、昨今の状況は、政経分離の幻想かもしれない「あやうさ」を浮かび上がらせている。経済が政治に従属するわけでもなく、政治が経済に従属するわけでもない外国との関係づくりについて、ビジネスを主要関心事とする者も考える必要がある。このような趣旨のもとに今回の催しをビジネススクールとして共催することにしました。

早稲田大学ビジネススクール ディレクター・教授 根来 龍之

開催概要

日時 2012年10月27日(土) 10:00~12:00 (受付開始 9:00)
会場 早稲田大学 大隈記念講堂(地図)
主催 日本経済新聞社・早稲田大学ビジネススクール

早稲田大学 大隈記念講堂(地図)

プログラム

10:00~10:15 主催者挨拶
10:15~11:15

第一部「米国の新アジア戦略を語る」

リチャード・アーミテージ氏
(元米国務副長官、アーミテージ・インターナショナル代表)
>> プロフィール

現アーミテージ・インターナショナル代表。元国務副長官(2001年-2005年)。1993年から2001年にはアーミテージ・アソシエイツ代表を務める。1989年から1993年にかけて、主要外交ポストを歴任。1991年の湾岸戦争時には、特使としてヨルダンのフセイン国王の元へ派遣される。また、旧ソ連の新独立国家(NIS)に対するアメリカの支援を特使として指揮した。
1983年から1989年にかけて国防次官補(国際安全保障担当)、1981年から1983年にかけて国防次官補代理(東アジア・太平洋地域担当)を務めた。
1967年、米海軍兵学校を卒業。ベトナム戦争では3度戦闘任務に就いた。国内外より多数の軍事勲章、公共サービス殊勲賞を授与されている。

ジョセフ・ナイ氏
(ハーバード大学教授、米戦略国際問題研究所(CSIS)理事)
>> プロフィール

ハーバード大学特別教授。同学ケネディ行政大学院元学長。プリストン大学にて学士号を最優等で取得。ローズ奨学金でオックスフォード大学に進学した後、ハーバード大学にて政治学博士号を取得。
これまでに、国防次官補(国際安全保障担当)、国家情報会議議長、国務次官代理などを歴任。
近著に『ソフト・パワー:21世紀国際政治を制する見えざる力』〔原題:Soft Power: The Means Success in World Politics〕、『リーダー・パワー—21世紀型組織の主導者のために』〔原題:The Powers to Lead〕、『フューチャー・オブ・パワー』〔原題:The Future of Power〕がある。米国芸術科学アカデミー、英国学士院、および米国外交アカデミーの特別研究員。国際関係学者を対象に行われた近年の調査において、米外交政策上最も影響力のある人物に選ばれる。2011年には『Foreign Policy』誌による「世界の思想家トップ100人」にも選出された。

<モデレーター>
春原 剛
(日本経済新聞社 編集委員、日本経済研究センター グローバル研究室長)

11:15~12:00 第二部「あなたも参加 学生たちとの白熱討論」

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