ドレスデン国立美術館展 世界の鏡
TOPへ戻る 日本におけるドイツ年 2005/2006
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展覧会構成と主な出品作品
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第1章 ドレスデンの美術収集室(クンストカンマー)
王が愛した学問の場
16世紀に始まる美術収集室(クンストカンマー)は、君主のコレクションの場であり、その世界像を反映する場所でした。美術コレクションの一般概念をはるかに越える多彩な品々を収蔵しており、調査研究の場としても機能していました。

1587年に作成された美術収集室の最初の収蔵品目録には、約1万点の品々がリストアップされており、そのうち7千点余りが道具類、約450点が科学機器でした。
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集光鏡は太陽光を反射して物質を溶かし、その成分を分析するためのもので、日本の磁器の成分分析にも用いられました。それが直接、後のマイセン磁器の誕生には結び付きませんでしたが、科学的興味から美術的興味への橋渡しを体現するものとして、この展覧会を象徴する出品作品です。
ペーター・ヘーゼ
《集光鏡》
1740年頃
直径142cm、高さ205cm
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「肖像画入りの球」と呼ばれるこの工芸品を作るには、高度な職人技と幾何学の知識、そして完璧に作動するろくろが必要でした。球の部分は複数の空洞の球が入れ子状に重なり、個々に動く球にそれぞれ覗き穴が開けられ、核心に細密画の肖像画が隠されています。
 
このように繊細な細工品が巨大な象牙から作られたという驚くべき事実から、賞賛と憧れの的となる稀少なコレクションでした。
ゲオルク・フリーデル
《肖像画入りの球》
1611−19年 象牙
高さ30.3cm
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ブラウ父子が制作した地球儀は、熟達した地図作成技術と、地理上の発見についての最新の知見を反映していました。
 
この地球儀では、日本列島の東西沿岸を航行したオランダ航海士デ・フリースが発表した「Yezo(蝦夷島)」「Yetrup(択捉島)」などの地名が読み取れます。
ウィレム・ヤンスゾーン・ブラウ/ヨアン・ブラウ
《地球儀》
1643−48年
球の直径68cm、高さ110cm
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世界的に知られるドレスデンのクンストカンマーの収蔵品の中でも、製作年代が16世紀にまで遡る光学、天文学および測地学上の機器には、科学の黎明期へと想像を誘う、美術工芸的にもすばらしいものが数多くあります。
 
この《振り子照準四分儀》は、距離の測量と砲撃用の照準器という2つの機能を果たすようにできています。
パウルス・プフナー/クリストフ・トレクスラー
《振り子照準四分儀》
1572年 真鍮、鍍金
31.7x36cm
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華麗な装いで堂々たる風格を持つトルコ人の騎馬像で、銀で飾られた八角形の木製の台座の内部に時計仕掛けが収納されています。毎時、鐘の音が台座の中から響くと同時に、馬上のトルコ人が杓を持ち上げて頭を回し、視覚的にも時を知らせます。
《自動人形時計「馬に乗るトルコのパシャ」》
 16世紀末 南ドイツ製
高さ42cm、幅22.5cm
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