講演者紹介

 
photo リチャード・アーミテージ 氏
アーミテージ・インターナショナル代表
元国務副長官

 アーミテージ・インターナショナル代表。ブッシュ政権の2001年-2005年に国務副長官を務めた。また、旧ソ連崩壊に伴い独立した国々(NIS)に対する米国の支援策を指揮したほか、湾岸戦争時には大統領特使としてヨルダンのフセイン国王と会談したことなどで知られる。1983年から1989年に国防次官補(国際安全保障担当)、1981年から1983年に国防次官補代理(東アジア・太平洋地域担当)。1967年、米海軍兵学校を卒業。ベトナム戦争では3度戦闘任務に就いた。国内外より多数の軍事勲章、公共サービス殊勲賞を授与されている。ジョセフ・ナイ・ハーバード大学教授と共に超党派の対日外交・安全保障政策の提言書をまとめてきた。

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photo ジェフリー・ベーダー 氏
元大統領補佐官
元国家安全保障会議(NSC)アジア担当上級部長
ブルッキングス研究所上級研究員

 ブルッキングス研究所の外交政策の上級研究員。2009年から2011年までオバマ政権の国家安全保障会議(NSC)で安全保障担当の大統領特別補佐官を務め、アジア担当の上級部長としてホワイトハウスを支えた。2005年から2009年には、ブルッキングスで中国イニシアチブのリーダーとなり、John L. Thornton中国センターの初代センター長に就任した。米政府での30年間のキャリアの中で、主に、国務省、NSC、通商代表部で米中関係 に関わった。1990年代には中国、香港、台湾、東南アジア担当の国務副次官補やNSCのアジア部長、国務省中国部長を歴任した。1999年から2001年にかけては駐ナミビア米国大使を務めた。2012年には、『オバマと中国』を出版した(邦訳は2013年刊行)。欧州史の研究でコロンビア大学から博士号を取得。中国語とフランス語を話す。

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photo カート・キャンベル 氏
前国務次官補(東アジア・太平洋担当)
The Asia Groupの共同設立者・会長 兼最高経営責任者

 国際戦略の助言などを手掛けるアジア・グループ(ワシントン)の会長兼CEO。新米国安全保障センター(CNAS)の会長、ハーバード大学ベルファー・センターの非常勤研究員、スタンダード・チャータード銀行の社外取締役などを務めている。2009年-13年にオバマ政権で東アジア・太平洋担当国務次官補としてアジア重視政策(Pivot to Asia)を主導した。アジア担当の国防総省次官補代理、国家安全保障会議事務局長、北米自由貿易協定(NAFTA)の大統領特別顧問代行などを歴任している。マーシャル優秀奨学生としてオックスフォード大学ブレーズノーズ・カレッジで国際関係論の博士号を取得。

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photo ミシェル・フロノイ 氏
元国防次官
新米国安全保障センター(CNAS)共同設立者・最高経営責任者

 シンクタンクの新米国安全保障センター(CNAS)の共同設立者であり最高経営責任者(CEO)。2009年2月から2012年2月までは政策担当国防次官を務めた。このポストは国防長官の上席補佐官に相当し、国防政策の取りまとめや、作戦行動の監督、国家安全保障会議での審議を担当した。2012年版の国防総省戦略ガイダンスの作成を指揮した。2007年1月に、強固で実際的かつ原則に基づいた安全保障政策の展開に貢献する超党派のシンクタンク、CNASを共同設立し、2009年まで所長を務めた。それ以前は戦略国際問題研究所(CSIS)の上級顧問、国防大学国家戦略研究所の名誉研究教授を歴任した。1990年代半ばには、国防総省で戦略・脅威削減担当第一副次官補および戦略担当副次官補を務めた。現在、ホワイトハウスの大統領情報活動諮問会議のメンバー、ロールスロイス・ノースアメリカの社外取締役、ボストン・コンサルティング・グループでは上級顧問などを務める。オックスフォード大学ベリオール・カレッジで国際関係論の修士号を取得。

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photo マイケル・グリーン 氏
元大統領補佐官
元国家安全保障会議(NSC)アジア担当上級部長
CSIS上級副所長

 戦略国際問題研究所(CSIS)の上級副所長(アジア)兼ジャパン・チェアー。ワシントンのジョージタウン大学国際関係学部でも教鞭をとる(近現代の日本政治・外交講座を担当する准教授)。2001年から2005年まではホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)でアジア部長(日本・朝鮮半島・オーストラリア・ニュージーランド担当)、同アジア担当大統領補佐官兼上級アジア部長を務めた。NSCに加わるまでは、外交問題評議会の東アジア安全保障担当上級研究員、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)助教授などを歴任した。5年に及ぶ日本滞在経験があり、日本語に堪能。国会議員秘書も務めた。現在、アスペン研究所ストラテジー・グループのメンバーで、シンクタンクの新米国安全保障センターの諮問委員でもある。SAISで博士号を取得した。

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photo ジョン・ハムレ 氏
CSIS所長
元国防副長官

 2000年1月に戦略国際問題研究所(CSIS)の所長兼CEOに選出される。CSIS参加以前には、第26代国防副長官を務める。副長官就任以前の1993年から1997年にかけては、国防次官(会計監査担当)を務めた。会計監査担当官として国防予算と運営改善プログラムの準備、発表および施行にあたり、国防長官の首席補佐官の役目を果たした。2007年からは国防長官の諮問機関である国防政策協議会の議長。国防省入省前には上院軍事委員会専門スタッフを10年間務め、主に調達、研究開発プログラム、国防予算問題、および上院歳出委員会との関係について監督・評価を担当した。1978年から1984年にかけて議会予算局に勤務、国家安全保障および国際問題担当副部長代理として、上下院の委員会向けの分析やその他のサポートを担当した。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院にて国際政治、国際経済および米国外交政策を専攻、1978年に優秀な成績で同大学院の博士号を取得。

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photo ジェームズ・ケリー 氏
元国務次官補(東アジア・太平洋担当)

 2001年から2005年まで国務次官補(東アジア・太平洋担当)を務め、北京で開催された北朝鮮の核問題に関する6カ国協議では米側代表団を率いた。レーガン政権では国家安全保障会議所属の東アジア問題担当特別補佐官を、その前には国防次官補代理を務めた。1994年から2001年にかけてはホノルルにある安全保障に関するシンクタンク、パシフィック・フォーラムCSISの理事長。1959年から1982年に海軍に勤務、補給部隊長を最後に退役した。デラウェア州ウィルミントンに拠点を置く資産運用管理会社Marvin & Palmerの顧問、パシフィック・フォーラムの評議員、アジア財団の理事でもある。ハーバード大学経営大学院でMBAを取得、海軍兵学校と国防大学を卒業。現在、ホノルル在住。

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photo ゲイリー・ラフヘッド 氏
元海軍作戦部長
フーバー研究所特別招聘研究員

 米国海軍作戦部長(2007−11年)として、弾道ミサイル防衛や無人の航空・海中システム、サイバーへの対応を強化した。作戦部長のポストは海軍制服組のトップであり、統合参謀本部の一員として、大統領や海軍長官へのアドバイザー役を果たす。また、太平洋および大西洋の艦隊を指揮した将校はラフヘッド氏を含め過去に2人しかいない。退役後はフーバー研究所特別招聘研究員、防衛大手ノースロップ・グラマンの社外取締役、シンクタンクの新米国安全保障センターの理事、ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所の理事などを務めている。

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photo ゲイリー・セイモア 氏
元大統領補佐官(不拡散問題担当)
ハーバード大学行政大学院エグゼクティブディレクター

 ハーバード大学行政大学院の科学・国際関係ベルファー・センターでエグゼクティブディレクターを務める。ブルッキングス研究所の非常勤上級研究員であり、またイランの核兵器開発に反対するUnited Against Nuclear Iranの代表。ハーバードで教鞭をとる前は、オバマ政権のホワイトハウスで軍縮および大量破壊兵器によるテロ問題を担当する調整官を4年間務めた。ワシントン(2010年)とソウル(2012年)で開催された核セキュリティ・サミットでシェルパ(首脳個人代表)に任命された。クリントン政権でも核不拡散および輸出規制の上級職を4年間務め、国務省で南アジア、中東、東アジアにおける核不拡散の問題を専門に扱う様々なポストを経験した。外交問題評議会の研究担当副所長や、ロンドンにある国際戦略研究所(IISS)の研究部長兼不拡散問題上級研究員を経験した。IISSに所属していたころ、イラク、北朝鮮、イランの戦略兵器プログラムに関する3つの「戦略文書」を作成した。1984年にハーバード大学で行政学の博士号を取得。

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photo ウェンディ・シャーマン 氏
オルブライト・ストーンブリッジ・グループ上級顧問
前国務次官

 オルブライト元国務長官らが経営するオルブライト・ストーンブリッジ・グループの上級顧問(元副会長)。2011年から2015年まで政治担当国務次官を務め、イランの核問題をめぐる協議では米側を率いて合意に導いた。クリントン政権の2期目には、北朝鮮問題の政策調整を担当する大統領特別補佐官として核不拡散を巡るさまざまな対外交渉に従事した。現在、ホワイトハウスの大統領情報活動諮問会議のメンバー、ハーバード大学行政大学院の科学・国際関係ベルファー・センターの上級研究員でもある。メリーランド大学で社会福祉の修士号を取得した。

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photo 北岡 伸一 氏
東京大学名誉教授

 1971年東京大学法学部卒業。1976年同大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。立教大学法学部教授等を経て、1997-2012年3月東京大学大学院法学政治学研究科教授。2004-06年特命全権大使(日本政府国連代表部次席代表)。2009年より公益財団法人世界平和研究所研究本部長、2011年紫綬褒章。2012年より政策研究大学院大学教授、国際大学学長、東京大学名誉教授を兼務し、2015年10月より国際協力機構(JICA)理事長。小泉首相の「対外関係タスクフォース」メンバー、日韓歴史共同研究委員会委員、安倍首相の「21世紀構想懇談会」座長代理、「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」座長代理および「安全保障と防衛力に関する懇談会」座長、外務省「日中歴史共同研究」日本側委員座長、「いわゆる『密約』問題に関する有識者委員会座長」などを歴任。近著に『外交的思考』(千倉書房、2012年)、『日本政治の崩壊 第三の敗戦をどう乗り越えるか』(中央公論新社、2012年)など。

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photo 森本 敏 氏
拓殖大学総長
元防衛相


 拓殖大学総長、元防衛大臣。昭和16年生まれ。防衛大学校理工学部卒業後、防衛庁入省。外務省アメリカ局安全保障課に出向後、外務省入省。在米日本国大使館一等書記官、情報調査局安全保障政策室長など一貫して安全保障の実務を担当。専門は安全保障、軍備管理、防衛問題、国際政治。野村総合研究所主席研究員を務め、慶應義塾大学、中央大学、聖心女子大学などで教鞭を執り、現職。初代防衛大臣補佐官、第11代防衛大臣を歴任し、現在は防衛大臣政策参与。近著に『図説・ゼロからわかる日本の安全保障』、『防衛装備庁−防衛産業とその将来−』など多数。

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