2018年7月26日(木) 日本経済新聞社本社ビル 6階カンファレンスルーム

人生100年社会の到来が話題になっています。社会、政治、経済、そして企業活動自体に大きなインパクトがあると考えられます。さまざまな課題や問題が提起され、生き方、働き方、暮らしぶり、人と人のつながりなどあらゆる側面に影響を与えます。こうした人々の生活のありようが大きく変われば、企業にとっては、今までのマネジメントやマーケティング活動の再考が求められます。

このシンポジウムは、「人生100年社会インパクト・ハブ」*の研究成果をもとに、これからの社会の課題を展望しながら、企業が課題解決を通してビジネスを展開しながら、社会と関わっていく道筋を探ります。

*東京大学大学院教育学科牧野篤研究室と日経新シニアライフデザイン研究会の共同研究組織。30以上の企業、行政、自治体などが参加。

テーマ

「消費」から「関係づくり」へ
~人と人、人と社会の関係のイノベーション〜

人生100年時代を迎えて、戦後日本の発展を支えてきた市場経済のあり方や社会システムも大きく変わる時に来ているのではないか。これまでの市場経済の中心にあった「消費」に対する人の構えも変化しているのではないか。少子高齢化、情報化といった要因がそれを後押ししているのではないだろうか。

その「消費」の動機となる関心やニーズは本当に個々の人にあるのだろうか。実は関心やニーズは個人と個人の間にある「関係」にあるのではないだろうか。したがってこれからの企業が関わるべき主題として「人と人の間の関係づくり」あるいは「人を中心としたストーリーづくり」が重要になってくるのではないだろうか。つまり、それは人と人との関係の革新=イノベーションであり、ひいては人と社会の関係のイノベーションといえるのではないか。

開催概要

日時 2018年7月26日(木)13:00~18:00(受付開始12:30)
会場 日経ビル6階カンファレスルーム
東京都千代田区大手町1-3-7
主催 日本経済新聞社
参加費 25,000円(税込み、事前入金制)
運営事務局

「人生100年社会のビジネスアプローチ」事務局
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-6-10 笠原ビル
(株)日経ピーアール内
TEL:03-6812-8531 FAX: 03-6812-8649(平日9:30〜17:30)
E-mail: 100nen@nikkeipr.co.jp

プログラム

13:00 - 13:40

(40分)

■基調講演

「人生100年社会の展望とビジネスアプローチ」

牧野 篤プロフィール
東京大学大学院教育学研究科教授、東京大学高齢社会総合研究機構副機構長

13:40 - 14:10

(30分)

■事例報告①

「郊外住宅団地の再生
~コトづくりから住民主体のまちづくりへ~」

瓜坂 和昭プロフィール
大和ハウス工業  営業本部 ヒューマン・ケア事業推進部長

戦後開発されたニュータウンの高齢化は首都圏近郊を中心に著しく、日本全国その対象となるニュータウンの数は膨大である。横浜・港南台の上郷ネオポリスでは、大和ハウス工業と住民が共同でその再生の試みを進めている。そのアプローチの方法を具体的に検証する。

14:10 - 14:40

(30分)

■事例報告②

「CHANGING PLACES~逆視点の発想で場を変える、まちを変える」

鈴木 理恵プロフィール
ケアフォース 顧問

イギリスに始まったトイレの革新運動CHANGING PLACESから発想して、個々の場=点を変え、その点を結ぶ線を変え、人が行き交う場所を変え、ひいては社会を変えるアプローチを提案する。

14:40 - 15:10

(30分)

■事例報告③

「生涯顧客化へシフト
~一人ひとりのライフストーリーに関わるアプローチ」

井上 義則プロフィール
八芳園 取締役専務 総支配人

顧客一人ひとりと生涯付き合い、個人個人の人間関係、ストーリーづくりに関わるようになり従来の結婚式場から大きくビジネスモデルの革新を図った八芳園のアプローチを紹介する。

(コーヒーブレイク 10分)
15:20 - 16:50

(90分)

■パネルディスカッション

「人生100年社会のビジネスアプローチ」

東大・牧野教授と上記3氏の事例報告発表者をパネリストに討論を展開

司会: 日本経済新聞社 文化事業局兼経営企画室 シニアプロデューサー 井上昌之

17:00 - 18:00 ■名刺交流会(任意参加、追加費用なし)
※プログラムはやむをえず変更になる場合がございます。

講師プロフィール

■牧野 篤(まきの あつし)

東京大学大学院教育学研究科教授、東京大学高齢社会総合研究機構副機構長

1960(昭和35)年愛知県生まれ。名古屋大学教育学部卒業後、名古屋大学大学院教育学研究科進学、中国南京大学博士課程留学等を経て、1988(昭和63)年、名古屋大学大学院教育学研究科博士課程修了。1992(平成4)年、名古屋大学より教育学博士学位授与。

1992(平成4)年、名古屋大学教育学部・大学院教育学研究科助教授
1996(平成8)年、名古屋大学大学院国際開発研究科助教授
2000(平成12)年、名古屋大学大学院教育発達科学研究科・同教育学部助教授
2006(平成18)年、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授
2007(平成19)年、東京大学大学院教育学研究科教授併任
2008(平成20)年、東京大学大学院教育学研究科教授、現在に至る
2013(平成25)年、東京大学高齢社会総合研究機構副機構長兼任、現在に至る

文部科学省生涯学習ネットワークフォーラム企画実施委員、同超高齢社会における生涯学習のあり方に関する検討会委員、三鷹市社会教育委員、千代田区地域コミュニティ活性化検討委員会副座長、春日井市不登校対策協議会座長、豊田市総合計画審議会委員、第8期中央教育審議会生涯学習分科会委員

人が生活の営みを続け、成長していくことに現れるさまざまな事象を通して、社会のあり方を考え、人が幸せに暮らすために何ができるのかを考えることに関心がある。専門の研究領域は、社会教育学・生涯学習論で、現在、次のような研究課題を追究。

(1)日本の地域社会における人の成長と教育に関する認識・価値の研究、(2)子どもの成長・発達に関する社会的な意味についての研究、(3)まちづくりと生涯学習のあり方についての研究、(4)高齢社会における高齢者の生き方に関する研究、(5)ものづくりの社会化と「知」のプラットフォーム形成、(6)人が「学ぶ」ことのダイナミズム、(7)中国近代の教育思想における認識論の研究、(8)東アジア地域における教育とくに社会教育に関する思想や実践の交流に関する研究、(9)東アジア地域における少子高齢化の進展と生涯学習に関する研究、など。

また、多世代交流型コミュニティの形成、ものづくりの社会化「MONO-LAB-JAPAN」プロジェクト、小規模コミュニティにおける高齢社会対応プログラムの実施、コミュニティ後見(市民後見)支援プロジェクトの実施など、さまざまな社会実験・プロジェクトにかかわっている。

主な著書:

*『主体は形成されたか-教育学の枠組みをめぐって-』(大学教育出版、1999年)

*『現代世界の生涯学習』(共編著、大学教育出版、2002年) 

*『〈わたし〉の再構築と社会・生涯教育—グローバル化・少子高齢社会そして大学−』(大学教育出版、2005年)

*『シニア世代の学びと社会—大学がしかける知の循環−』(勁草書房、2009年)

*『認められたい欲望と過剰な自分語り−そして居合わせた他者・過去とともにある私へ−』(東京大学出版会、2011年)

*『人が生きる社会と生涯学習—弱くある私たちが結びつくこと—』(大学教育出版、2012年)

*『生きることとしての学び—自生するコミュニティと共変化する人々—』(東京大学出版会、2014年)

*『農的な生活がおもしろい—年収200万円で豊かに暮らす—』(さくら舎、2014年)

など

■瓜坂 和昭(うりさか かずあき)

大和ハウス工業株式会社 営業本部 ヒューマン・ケア事業推進部長

1990年 大和ハウス工業株式会社入社、長野支店 特建営業所に所属し、医療・介護施設を担当。

2002年 松本支店 鋼管構造建築営業所 所長に就任。

2006年 浜松支店 建築営業所 所長に就任。

2011年 本社 建築事業推進部 営業統括部 医療・介護事業グループに所属。 本社 営業本部 ヒューマン・ケア事業推進部 ネクストライフ事業推進室室長。

2018年 4月よりヒューマン・ケア事業推進部長に就任し、現在に至る。

現在は主に、大和ハウスグループの高齢者事業を統括し高齢化したまちの再興事業、アクティブシニア向けのイベント・セミナー事業、医療・介護施設の建設を主導する。

■鈴木 理恵(すずき りえ)

株式会社ケアフォース 顧問

外資系広告代理店、介護大手勤務を経て、2005年より商社にて医療・介護向け電動ベッドの輸入事業を事業部として開始。2008年に同事業を事業子会社化、2014に社名・資本体系を再構築し、株式会社ケアフォース取締役マーケティングディレクターに就任。日本にノーリフティングポリシーを定着させ、寝たきりゼロ社会の実現を目指すため啓蒙を含めた販促活動を展開する。2018年7月よりトイレから暮らしを変える、まちを変える活動を展開。

■井上 義則(いのうえ よしのり)

株式会社八芳園 取締役専務 総支配人

1970年⽣まれ。ブライダル企業へ就職し、サービス・営業・企画・マーケティングを経験後、システム会社へ入社。
ブライダル企業の業務基幹システムの開発・販売・コンサルティングを行う。
専門学校講師を経て、2003年八芳園に入社。事業の立て直しに着⼿。
入社当時、年間挙式披露宴組数を1000組前後まで下げていた同社を、4年で2000組まで回復。
その後も2000組以上を6年連続で達成させ、単独式場では⽇本でトップクラスの組数を誇る式場へ。
現在は、次世代を担う事業として、業界に先立ち生涯顧客の事業化に着⼿。
具体的な戦略とコンテンツで実績を上げ、2016年5月には、ストックした写真から自動的にムービーが⽣成できるアプリケーション「ともに歩いていくアプリケーション」をリリースし、顧客との⽣涯にわたるコミュニケーションプラットフォームを創出。
また、企業ミッションである「OMOTENASHIを世界へ」の実現に向け、東京のMICE拠点を形成すべく、ユニークなビジネスイベントのコンテンツ開発、企画・プロデュースを事業化。ユニークベニュー八芳園としてのブランディングを⾏い、2000名規模の大型ビジネスイベントを多数受注。
2018年春には、シンガポールのGardens by the Bay にて、「SAKURA JAPAN Fair」のイベントに組み⽴て式茶室MUJYOANを空輸し約8万人を動員。日本を代表するユニークベニューとして海外PRを展開。
全館貸切のビジネスイベントや、インセンティブパーティの企画、⽇本⽂化体験型イベントのプロデュース等、ユニークでありながら驚きのあるビジネスイベントをワンストッププロデュースで行い、日本文化の新たな価値創造に挑戦している。
2007年に取締役 総支配人、2008年 取締役常務 総支配人。
2013年に取締役専務 総支配人に就任。

ブライダル業界・異業種企業団体など、講演・セミナーは年間約20件以上。
武蔵野大学 客員研究員
DMO GATEWAY 新品川 代表責任者

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